
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
フットボールT、ビンテージを集めパターンを研究。
肩部分に縫い目が無い、肩先で謎の出っ張りがある。
特徴はつかめたのですが、実際に着て良いバランスにするのが難しく、サンプルを4 回も作り直ました。
最初に悩んだのが、肩先の変な出っ張り。
その分、袖の山がへこんでいる。
これがフットボールTのデザインなので再現しないわけにはいかない。
さらに、肩に縫い目が無い=傾斜が無いので生地が肩先で余る。
これが脇の下に向かって垂れる。
生地によってたれ具合が違うので、結局、表地を決めてから何回もサンプル作って微調整。
「垂れ過ぎた!」「皺はできないけどタイトすぎる!」等々。
さらに、首の位置も最初は後ろ過ぎて前があたる感じがする。
そこで、切り替え位置ごと前にもって来る。
「本番と同じ生地・同じ縫製工場」で何回も縫って・着て・修正して、また縫って・・・を繰り返すしか方法はなく。
その甲斐あって「ビンテージの雰囲気かつ、着た時にストレスを感じない着心地」のパターンになりました。
素材は16番単糸の天竺。
単糸、そう2PLYやボーダーが「双糸」に対し、糸1本で編む「単糸」。
糸の撚り方向に生地自体が斜行(しゃこう)しています。
もちろん「セット」という工程である程度はまっすぐにしますが、 それでも完全には斜行が取れない。
その若干ねじれた感じがビンテージのあのTシャツの感じでもあります。
製品はNW、洗い無しで納品。
身幅で1cn、着丈で2cm程度縮みます。
採寸は洗い後行っているので、縮んでこの程度です。
BIG CHIEF 72。
こちらは1972年・ドクタージョンことマック・レベナックのアルバム「ガンボ」の中に入った「BIG CHIEF」がモチーフ。
ガンボを知ったのは、大瀧詠一と細野晴臣が対談したラジオ。二人がナイアガラムーン、トロピカル三部作を作っていたころ、「ニューオリンズ音楽の教科書」として彼らはガンボに出会ったそうです。
大瀧氏曰く「細野さんがBIG CHIEFで大瀧はJunco Partner」。
確かに、ハンドクラッピングルンバは下敷きにJunco Partner。
ただ、大瀧氏の場合、下敷きはちりばめられていて、まんまではありません。
その大瀧氏のハンドクラッピングルンバ、後に細野氏がTin Panでカバーします。
最後、徐々に「副は内鬼は外」という細野氏の曲に変化していくのがかっこいい。
忌野清志郎ゲストのライブもかっこいい、コーラスの小坂忠もかっこいい。
結局、みんなかっこいいのですが。
BIG CHIEFは元々Professor Longhair/1965年のシングル。
それをアルバム「ガンボ」でDr Johnが取り上げました。
でもこの曲、ボーカルがDr Johnでオルガンはロニーバロン。
ロニーバロンは「Dr Johnになるはずだった」男。
彼が、Dr Johnのアイデアを断ったので、マック・レベナックがDr Johnを名乗るようになった。
変な縁は続いて、そのロニーバロンのアルバムを細野氏がプロデュースしています。
YMOを始める寸前、どっぷりニューオリンズなアルバム。
日本のミュージシャンがプロデュースして「ニューオリンズ以上にニューオリンズ」なアルバム。
演奏も日本人ミュージシャンの東京録音、ニューオリンズでのアメリカミュージシャン録音、どちらも甲乙つけがたい傑作です。

















