ビンテージのUncle Samのワークシャツを元に製作。
BIGYANKと並ぶ特徴的な左胸ポケット。二重構造になり、さらにペンも刺さります。
襟もオリジナルをトレースし、さらに台襟のボタンホール位置が本来あるべき位置よりも少し脇に寄っています。
ある意味、シャツの常識からいえばNGなのですが、今回は出来る限りオリジナルに忠実にということであえて再現しています。
両ポケットの縫製、「急いで縫ったのだろうな」と思わせる角の出ないいい加減なステッチを出来る限り真似ています。
ボタンは皿型の尿素ボタン。ここもあえてベタに左胸ポケットも金属ボタンは使わずすべて尿素ボタンにしました。
袖口はイッテコイ。細いパーツを開き部分にくるむようにチェーンステッチミシンで取り付け。上側はそれを倒して平ミシンで始末。
縫製はおなじみの巻き縫い+フロントは前立て縫いミシンを使ったもの。
左胸ポットの4本ステッチも前立てと同じセッティングのミシンで一気に縫っています。
脇は20世紀アメリカ製ワークシャツでおなじみのマチ始末。
ムラ糸を超弱テンションで織り上げたコバート、独特のざらざらした表面が特徴的な生地。ブルーなのですが、かなりダークトーン。
シャンブレーのように劇的な変化はしない、汚れが目立ちにくいのがCovert。
長く、きれいに着たい方にお勧めです。