
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
今年のブレザー、総裏にしたのでそれとは別にもう1枚、真夏に着られる軽い裏無しジャケットを作りたい。
そんな時思い出したのが20S/Sのオープンカラーシャツで使ったリネン生地。
あれでジャケットを作って、T シャツの上に着られ たら・・・からスタート。
あくまで「夏に着られるジャケット」なのでシルエットはゆったり。
肩も落ち気味、袖も太く、ジャケットというよりはシャツに近いシルエット。
ポケットもたくさん付けると厚みが出てしまい暑苦しいので腰に二つ。
裏には身頃共生地で補強布、ここはイギリスミリタリー物の通称「ホスピタルジャケット」と呼ばれるものを参考に。
悩んだ袖口、切り込みを入れるような仕様はリネンだと裂ける事があるのでNG。
かといって、カフスをつけるのもシャツ感が出すぎてしまう。
悩みに悩んで、最後はシンプルな三巻にしました。
開きが無いと一般的に袖がまくりづらいのですが、袖自体をかなり太く作ったので肘下ぐらいまでならまくることもできます。
素材の5ozリネンはほぼチクチクしない生地。
それでも気になる方は何回か洗濯機で洗ってください。
デザイナー自身で、テストの為に2020年の夏に同じリネン生地のオープンカラーシャツとFWP Trousersを繰り返し着て5回ほど洗うと、かなり柔らかくなったそうです。
でも腰が無いのとは違う、リネン独特のプリっとした感じはちゃんと残ります。
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