
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
開き直って、3ポケット+内ポケットのカバーオール。
デザイナーが若い時「今日はちょっとはまともなかっこして来いよ」と言われて羽織るもの、それがカバーオールでした。
二十歳そこそこでテーラードは中々手が出ない。
普段はGジャンやフライトジャケットばかり着ている「Ultimate Seeker」でしたから。
もう少し綺麗にとなると、中のシャツをタックアウトしても裾が飛び出さない、3ポケットのカバーオールはとても便利。
デザイナーにとってブレザーの代替品だったわけです。
長年、シンプルなカバーオールを作らなかったのは 「だって古着であるし」、「どうせ作るならもっとレアなデザイン取り込んだワークウェアのカバーオールだ」 といった理由から。
ふと「なんでもない3ポケットのカバーオール」が1枚も手元に無いのに気づき「久しぶりに着たい」と企画を始めました。
モチーフを何にするか?
条件は丸みのある3パッチポケット。
ワークウェアのカバーオールは4ポケットが多く、ミリタリーで探すとUSMCボタンのついた1枚が見つかりました。
これをベースに内ポケットを追加してアレンジ、少し使い勝手アップ。
せっかく作るならとUSMC「風」でボタンも作成。
表面塗装が削れていく感じはよく出来ていると思います。
素材はどれも10oz、いわゆる「カバーオールの厚み・重さ」。
デニムは激しくない自然なムラ糸で織ったベーシックな「ビンテージっぽい色落ち」をする生地。
インディゴ色もかなり濃い目。なので着こむと芯の白と濃淡が出ていく生地です。
ヘリンボン、参考にしたUSMCのODカラーのヘリンボンを見ながら探したもの。
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