古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
二つボタン、ベント無し、チェンジポケットあり。
胸の箱ポケットはカーブ、フロントのカッタウェイも少し強い。
Maple Leaf Jacketより、もう少しクラシックなイメージを目指しているのがMoonglow Jacketです。
大きなパターンの変更が一点。
袖の前ぶり、ひねりを弱くしました。
Lounge Jacketと同じ変更点ですが、今回はMoonglow Jacketが一番大きく変更しています。
素材、グレー・ブラウンのウールヘリンボンを製作。
糸はウール100%で、 内5%はカシミア。
ブラウンの色調にこだわりがあり糸を探しているうちにこのウール・カシミア糸を見つけました。
特別カシミアに固執は無かったのですが、出来上がった結果、やっぱり通常のウール100%とは違う。
少し柔らかく、でも打ち込み本数はしっかり多く、仕上げでかなり縮絨もかけているので生地上がりはゆるく無い、良い生地に成ったと思います。
とても地味ですが、デザイナーが試行錯誤したのが身頃の裏地。
コットン100%のツイル(綾織り)生地。
今回のクラシックな雰囲気に合わせて無地にしたい。
コットン100%で滑りが良く、かといって重すぎず軽すぎず。
ということで、以前のストライプシャツ生地よりは重い、でも昨年Boardwalk Jacketで使った無地よりは軽い。
糸も短繊維を落としたコーマ糸で毛羽が出来づらく、滑りが良いバーバリー(綾織り)。
身頃もキュプラにしてしまえば、滑りはとても良くなりますがそれでは現代のジャケッ トと同じに成ってしまう。
裏地一つも意外と色々考えて選んでいるのです。
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