
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
23 S/Sの新作、着想はデザイナーが車の運転中。
信号が赤になり目の前を女性が通りました。
腰丈、マウンテンパーカーを簡単な作りにしたようなフード付きブルゾン。
まだ寒い時期だったので、そのブルゾンのハンドウォーマーポケットに手を入れて通りぬけていきました。
「春にフードブルゾンか、便利そうだな」と思いつつ、それをそのまま作るのは面白くない。
何かモチーフは?と考え、米軍系古着で通称「M43」と呼ばれる、腰丈のシャツジャケットを思い出しました。
ポケット位置を下げ、RAF PARKAでおなじみの襟+フードを移植して・・アイデアは出ましたが形にするのが難しかった。
パターンの袖と身頃のつながりに角度があり、脇で巻縫いする時、ルール通りに縫い代を付けると何度やってもうまく合わない!
結局、現物合わせで縫い代調整して縫い合わせてきっちり合うように調整しました。
腰ポケットの二重構造も最初にマチ付きで作ったものはどうもつっぱる所があり、別の方法に変更。
袖口調節ボタン、最初はフロントと同じ金属ボタンをつけるも手首が「冷っ」として気分が悪い。
そこで樹脂ボタンに変更、紆余曲折あり「これなら OK!」と 出来上がったのが最終サンプルです。
素材、Wolf Greyはコットンベンタイル。
生地屋さんが新しく、現行ミリタリー風のWolf Greyを作ってくれました。
コットンコーデュラほどではありませんが、軽い撥水性があります。
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