
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。

MODEL: 168cm 58kg SIZE: 30
WORKERSの定番デニム、Lot801/802 は綿のブレンドから指定している完全別注アイテム。
米綿100%、自然なムラ糸で「この 糸のホワイトデニムがあれば・・・」からスタートしましたがインディゴデニムとは違う大変さがあったそう。
ホワイトデニムを作る方法は
①生成りの糸で生地にして生地ごと真っ白にする
②糸の段階で真っ白にして織る
大きく分けて二種類あります。
今回はこの後者、それも経糸(たて糸)は真っ白に、でも緯糸(よこ糸)は生成りのまま使って います。
真っ白ではない、でも生成りとも違う、良いバランスの色味に成っています。
洗いこむことでヨコ糸の生成り色が抜けて色合いの変化も楽しめます。
何が大変だったかというと「それぞれの工程ごとに場所が違う=その分コストもか かる」ということです。
インディゴデニムであればロープ染色という独特な大量生産方式の染め方なので「染める・経糸を織機にかかる状態に巻く」「織る」二か所で完結します。
ところが、ホワイトデニムの場合「染める(今回でいうと晒し・脱色)」 「織機にかかる状態に巻く」「織る」の三か所。
さらに、染める方法もチーズ染色という糸をソフトに巻いた状態で染め窯に入れる方法。
ロットは小さいのですが、その分コストがインディゴ以上にかかります。
そんな製造条件的な問題から、 ミミ付のホワイトデニム(他のカラーデニムも)は敬遠されがち。
が、デザイナーはどうしてもWORKERSの糸で、真っ白では 無いホワイトデニムを穿いてみたかったそう。
イタリア的コーディネートではおなじみのホワイトデニム。
それをレプリカ的 作りこみで形にしています。
シルエットはLot.802型のスリムテーパード、生地は未防縮・毛焼き無しのキバタ。
縮みの激しい生地ですが、OW・乾燥機で縮み切らせた状態です。
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