
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
今年のバルカラー(ステンカラー)コートは丈が90cm少々。
100cm越えの「フルレングス」はかっこいいけど身長167cmのデザイナーにはちょっと長い。
車に乗る時も、ついコート着たまま乗り込んでしまい、着丈100cm超えコートは裾をドアに挟むことしばしば。
そこで少し短めに、かといって80cmにしてしまうとちょっとさすがに短すぎるなと感じての90cm少々。
ポケット、今回は貫通ではなく普通のポケット。
貫通は確かに、ズボンのポケットまで手が入るので便利なのですが、入れたつもりで物を落とすことがあるのと、やはり作るのがひと手間かかり工賃も高くなる。
何とか、前回の価格も維持したかった事もあり、今回は普通のポケットにしました。
冬、ジャケットの上、厚手のセーターの上、G ジャンの上、後付けパーカーの上、なんでも包み込んでくれるバルカラーコート。
結局デザイナーもコートを作って以来、真冬にアウトドアジャケットではなくこちらを着るようになりました。
日々の仕事ではウールを。
出かけるときは厚手のセーターやジャケットの上に綿、という組み合わせが多いです。
日々は、車に乗るのでウールのコートがジャケット替わりという感じで、会社に着けばソファに放り投げてしまっています。(本当はだめなので、ちゃんとハンガーにかけましょう)
コットン2種類はどちらも高密度撥水。
ギャバジンが綾織で生地のドレープが出るのに対し、ベンタイルは平織りで張りがある。
着た時、シワが出た時の風合いが違います。
どちらも6oz少々。
裏地は身頃がオリジナルのコットンチェック。
古いブルックスのコートの裏地から色を取りました。
袖裏はポリエステルツイル、現代の化繊、本当に縮まない、帯電もしない。
あまりの使い勝手の良さに最近はポリエステルツイルを使い続けています。
以前のキュプラ、風合いは大好きなのですがいかんせん縮む。
さらに、日本でほぼキュプラを独占していた工場さんが火事になったので、入手が難しい&価格が高い。
キュプラ使ってないから安物とか、この価格帯ならキュプラ使えといった「キュプラ原理主義」もありますし、デザイナーもそういう面が以前はあったそう。
が、実際にモノを見たら今の化学繊維は本当にキュプラに負けていない。
負けないどころか、縮みが少ない、価格もキュプラよりは少し安い(といっても誤差なので、価格はどちらでもよいのですが)。
物で判断しないといけないよな、と自分でも反省して最近は頭を柔らかくして企画するようにしています。
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