
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
3PLY-T、23SSの大きな変更点はネック。
Slim、22SSまで「身頃共生地バインダー」を23SSは「細リブバインダー」に変更。
「身頃共生地バインダー」は身頃と同じ生地で首を巻くのですっきりとした仕上がりだが、干すときに注意しないとネックがひっくり返る事がある。アイロンすればひっくり返りづらくなるがTシャツにアイロンはちょっと気が重い。
そこで、ネックのひっくり返りを防ぐため、細く裁断したリブでのバインダーに変更しました。
リブだと伸縮性が、身頃生地よりあるので、身頃が引っ張られても首がひっくり返りづらくなります。
価格が高くなってしまったのは原材料と工賃アップです。
デザイナー自身「高いなぁ」とは思うのですが、ちょっとやそっとではよれない首、毛玉がまず出来ない身頃。
綺麗な状態で長く着られるのでご容赦ください!
「表面は極力スムースに、毛羽が少ない」「生地の斜行(斜めのよれ)もできる限り無い」「伸びが少なく、人が立った状態で綺麗に見える」を目指したTシャツ。
糸は80番、グレーは長綿、他色はインド超長綿。
それぞれ一本づつの糸はZ撚り(左撚り)のものを3本まとめてS撚り(右撚り)してから編み機にかけます。
編み地、特に一本の糸で編んでいく天竺の宿命「斜行」があります。
編地が糸の撚り方向に斜めによれる状態。
この3-PLY Teeは「糸自体の撚りとは逆方向に3本をまとめる」、つまり
・1 本の糸の撚り方向(左)vs・3本の糸の撚り合わせ方向(右)
が撚りを打ち消しあい、結果斜行を抑えることが出来ています。
Slim Fitはシャツジャケットの中に綺麗なTシャツを着たいというのが発想の原点。
生地に伸びはありますが、戻り(キックバック)が良いので形崩れしづらい。
