
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
この数年、リネンでテーラードジャケット、カバーオールと作ってきました。
真夏、冷房の効いた室内や電車で出かける時に手に持って行くと安心、寒い時にぱっと羽織れる。
適度な厚みのあるリネンはプルプルと張りがあり、肌から離れるので暑苦しくない。
デザイナーが着ていて思ったのが「これで腰丈、ブルゾン丈があれば真夏に最適だ」そこで思い出したのがいわゆるファーストタイプのGジャン型。
生地自体、デニムよりぐっと薄い5ozクラスのリネンなので内ポケットを付けても暑苦しくならない。
最初は、シンチバックもつけてみましたが薄い生地にはどうにも危なっかしい。そこでシンチは取り去って、使い勝手を優先しました。
リベットも薄い素材は生地をかみ切ってしまったり問題があるのでカンドメに変更。
ボタンはあえて金属ボタンの糸付け、少し小さめを選ぶと・・・おお、いかにも古臭い、この形に良く合ったサイズでばっちり。
パターン、デニムのものをベースに縮率がほぼ無いリネン素材に合わせて修正。
リネン、夏の定番素材、5oz程でほぼチクチク無し。
このなめらかな手触りは織った後の洗いや染めにあります。
滋賀にある生地の加工屋さん、徹底的に何回も揉んで、洗って。
自然な柔らかな風合いになるよう乾燥もベルトコンベアに生地を乗せてものすごく大きな乾燥機で「ふわっと」乾かす。
揉んだり・洗ったり・乾かしたりも一度で求める風合いにならなければ、何回も工程を繰り返したり。
その工程も「なんとなく」ではなく、きちっとデータ・仕様になってそれぞれの生地・色ごとに管理。
だから、この風合いが安定して生み出せているわけです。
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